昭和の残照 11

 2016.08.26 Friday 

今日はなんとなく頭がボーっとしておりまして、そういう時は昔の写真を眺めていたりする自分に気づきます。

 

私は鉄道が好きで、特に蒸気機関車に強いあこがれを抱いていた少年時代を過ごしましたが、ちょうど中学3年生だった時に蒸気機関車が全廃されて、高校受験を前に、私の気持ちは不完全燃焼に終わったわけです。

 

その頃よく考えていたのは、どうしてあと4〜5年早く生まれてこなかったのだろうか、ということで、4〜5年早く生まれてきていれば、高校生や大学生として、アルバイトをしながら好き放題蒸気機関車に乗って、思う存分写真が撮れたのではなかろうかと思っていたわけですが、この世に生を受けたのは何の因果か、めぐりあわせでありますから、それはしょせん無理な話であります。

ならば、どうして、これだけ人気がある蒸気機関車を、目の敵のように次から次へと廃止していくのか、せめてあと5年ぐらいは走らせてくれたってよいのではないか。そうすれば、4〜5年早く生まれたのと同じように、高校生になって、大学に入って、思う存分蒸気機関車を追い掛け回すことができたはずだ、とまあ、こんな風に考えていたわけです。

 

実は、その気持ちはかなり後まで引きずっていて、40歳ぐらいまでそんなことを考えていたのですが、最近、少し考え方が変わったというか、やっぱり、昭和50年に蒸気機関車が全廃するスケジュールで進んでいたことは間違いではなかったのではなかろうか、と思うようになってきたのです。


 

▲中央西線 上松

 

▲米坂線 手ノ子

 

というのは、こういう列車が走っているということは、駅を発車していくたびに、煙をモクモク吐いていくわけです。

田舎ならまだしも、住宅地なら、そりゃあ迷惑な話ですよ。

細い一本の煙草の煙だって迷惑だっていう時代に、ありえませんからね。

 

▲総武線 下総中山

 

こんな感じでモクモク煙を吐いて、列車が発車する度にですよ。

 

あの昭和40年代に消え去ってしまったから、今でも「懐かしいなあ」と思ってもらえるのであって、あと5年10年走っていたとしたら、沿線にはマンションが立ち並ぶし、線路際まで民家が密集するようになったわけですから、そりゃあ迷惑極まりない。おそらく社会の悪者というレッテルを貼られていたに違いないんです。

だから、昭和50年に蒸気機関車が全廃したのは、ある意味「潮時」だったということなのです。

 

とまあ、最近ではこのように考えることにしています。

 

ただし、蒸気機関車を全廃してからの国鉄の凋落ぶりは誰の目にも明らかで、つまりは「経営」とか「サービス」というてんで国民からは見向きもされなくなりましたから、あれだけ人気があった蒸気機関車というものを、もっと大切にするべきだったとは今でも考えますし、その大人気の蒸気機関車をまるで親の仇のように片っ端からつぶして行った国鉄の幹部連中には、私は今でも「大ばか者」というレッテルを貼り続けているのであります。

 

例えば、北海道に1か所でも機関区を残して、そこでイベントではなく実際の運用として車両管理をすれば、特に今のような北海道の凋落はここまでひどくはならなかったであろうし、そういうことができる経営者であれば、鉄道離れもここまで進まなかったのではないか。

という考えは今でも変わっておりません。

 

何とかしなければならないのは、鉄道ではなくて、その鉄道をどうしようもない状態にしてしまった偉い人たちなのであります。

 

みなさ〜ん、9月3日ですよ!

 2016.08.25 Thursday 

 

 

地域の皆さん、9月3日が近づいてまいりました。

 

石破さんは大臣ではなくなりましたが、その分自由で本音トークができるのではと思います。

石破さんがいらしてくれるということは、いすみ鉄道を国が注目しているという証拠です。

地域が注目しなくてどうするんですか?

 

いすみ鉄道をどうやってうまく利用していくか。

目的地へ行くために乗るのだけが鉄道の利用方法ではありません。

 

うま〜く使って、房総半島を浮上させましょう。

 

絶対にできます!

 

あとはやり方です。

 

と、青年会議所の皆様には数年前から何度も申し上げてきました。

そうしたら、このような会を開催していただくことになりました。

 

皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

実は石破さんとはすでに過去2度お会いしております。

その時に「いすみ鉄道さんには近いうちにお邪魔させていただきます。」と約束していただいていまして、今回はその約束をきちんと実行していただけるありがたい再会となります。

今週のイベント

 2016.08.24 Wednesday 

台風が房総半島に猛威を振るいましたが、おかげさまでいすみ鉄道には大きな被害が出ず、お隣の小湊鉄道さんも平常運転に戻りましたので、とりあえずホッとしております。

 

今年は夏前の大事な時期にちょっとゴタゴタした関係で、稼ぎ時となる夏休みへ向けた仕込がほとんどできず、チャンスを逸した感がありますが、それでも、何とか皆様方にお楽しみいただこうと、会社の営業的には大してプラスにはなりませんが、アテンダントやいすみ鉄道のスタッフ、そして地元の人たちが協力してくれまして、手作りイベントを開催してきました。

 

稲刈りイベント、大人の夏休み(原っぱビヤガーデン)、会員制キハ30体験乗車、ヘッドマーク祭りなどなどですが、8月もいよいよカウントダウンとなってまいりました。

今週のイベントのお知らせです。

 

明日25日 大多喜高校生徒会によるアテンダント体験。

日中の500番台の列車をキハ2両編成で運行します。

キハ28の方はレストランの貸切運行ですが、キハ52は急行券なしの普通列車としてご利用いただけます。

そのキハ52の中で、大多喜高校の生徒会の皆様方がアテンダント体験を行います。

もちろん正規のアテンダントが乗車しての補助的なものですが、「切符に鋏を入れる」などという未知の体験に挑戦していただきます。皆様、高校生アテンダントをお見かけしましたら、ぜひ、優しい声をかけてあげてください。

 

27日(土)は居酒屋列車。

すでに申し込みは締め切っておりますが、今回もたくさんのお客様にご乗車いただく予定です。

もちろん、地元の皆様方からもご予約をいただいております。

私とカケス団長が実際に乗車してお客様にサービスを行います。

ご予約いただきました皆様のご乗車をお待ちいたしております。

 

27・28日はヘッドマーク祭り最終週。

今回は国鉄形車両に似合う四国シリーズのヘッドマークを取り付けて運転します。

キハ28、キハ52の両方にヘッドマークを取り付けます。

 


 

 

 

 

 千葉県もそうでしたが、四国でも国鉄の末期まで、丁寧にいちいちヘッドマークを取り換えて急行列車が運転されていました。

旧国鉄系の会社からは定期急行列車はほぼ全滅してしまいましたが、国鉄形車両を使用するいすみ鉄道では、かつての国鉄時代の雰囲気をお楽しみいただこうと、スタッフが一生懸命考えて、古い資料をひも解きながら、図面を起こしてこれらのヘッドマークを作りました。1980年代の四国の国鉄の情景がよみがえる週末となります。

国鉄形というのは全国区です。初めていすみ鉄道を訪れた方、千葉県がふるさとでもなんでもない方々にとっても、「懐かしい列車」です。それが国鉄形の素晴らしいところですね。

だから、こういう列車を走らせるだけで、全国の人たちから「懐かしい景色ですね。」と言ってもらえるのです。

これは沿線地域にとっても大きなアドバンテージだと私は考えます。

 

大人たちにとっては「昔懐かしい思い出の旅」。

若い人たちにとっては「国鉄時代を体験して思い出を作る旅」。

 

8月最後の週末は、どうぞいすみ鉄道でお楽しみください。

もちろん私も土日は沿線でうろちょろしておりますので、見かけたらお声をおかけくださいね。

 

皆様のお越しをお待ちいたしております。

雨にも負けず、風にも負けず。

 2016.08.23 Tuesday 

嵐や地震などの自然災害でローカル線が命取りになることは昨今よくある話です。

 

だから台風が来ると私は気が気じゃありません。

 

そんな中、いすみ鉄道は倒木を処理するだけで本日午後には運転再開することができました。

 

ホッと胸をなでおろして、私は運転再開の試運転列車に乗って沿線の状況を見て回りました。

 

すると、カメラを構えて撮影されている人影を発見。

 

よく見ると、上総中野の渡辺新悟さんです。

 

 

上総中川−国吉間の倒木で一晩国吉駅に留置された350形。

風が強くなって運転休止したのが午後1時。倒木があったのが午後3時過ぎ。

規定を順守して列車を止めるのがいかに大切か。

鉄道は雨や風と闘う必要はありません。

嵐が来たら、過ぎ去るまで待つのみです。

 

 

運転再開後線路点検しながら上総中野へ向かう試運転列車。

渡辺新悟さんが祠の脇でカメラを構えていました。助士席側には私が乗っています。

 

 

折り返しの18Dから営業運転開始。

花の影から渡辺さんがシャッターを切る。

 

 

第2五之町踏切を走る列車。

国吉に泊まった車両が大多喜へ向かいます。行先表示の「回送」はめったに見られません。

 

 

こちらは昨日。

台風が接近する午前中のいすみ鉄道。

 

毎日毎日いすみ鉄道を記録してくれている渡辺新悟さん。

 

「雨にも負けず、風にも負けず」は、渡辺さんのことですね。

 

こういう写真も会社としては貴重な記録です。

 

昨日も今日も、ありがとうございました。

いすみ鉄道 運転再開のお知らせ

 2016.08.23 Tuesday 

長らくご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。

 

線路の復旧作業が完了いたしましたので、次の列車より運転再開いたします。

 

下り列車 517D 大原 13:46発

上り列車 18D 上総中野 13:55発

 

これ以前に走る列車は試運転列車です。

ご乗車にはなれませんのでご注意ください。

 

上記列車以降は平常通りの運転を予定しています。

 

ご協力いただきましてありがとうございました。

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