明日から勝浦ビッグひなまつりが始まります。

 2018.02.22 Thursday 

早いもので2月も下旬になりましたね。

 

明日からは勝浦の「ビッグひなまつり」が始まります。

 

 

今年は3月4日まで10日間です。

 

いすみ鉄道ももちろん出店させていただき、稼がせていただきたいと思いますが、今年は去年までと場所が変わりまして、勝浦市文化交流センター「キュステ」前になります。

 

勝浦ビッグひな祭りの詳細につきましては こちら をご参照ください。

 

会場が数か所に分かれておりますが、とにかくすごいイベントですので、皆様ぜひお出かけください。

 

そして、行きまたは帰りに、いすみ鉄道にぜひお立ち寄りください。

 

皆様方のご来場をお待ちいたしております。

 

なぜ車内販売は儲からないのか その2

 2018.02.21 Wednesday 

小さなワゴンに積めるだけの商品を載せて、列車の中を行ったり来たりする車内販売。

儲かるわけありませんよね。

 

あのワゴンに搭載している商品が全部売れていくらになりますか?

特急列車の編成がどんどん短くなってきているのに、売り上げ増は見込めますか?

まして、鉄道会社の営業のやり方次第でお客様の数が決まってしまうという商売で、その鉄道会社が真剣にサービスを考えていない状態ではお客様の数はじり貧ですから、いくら努力したって結果など出ない仕組みになっているのです。

 

だから、儲からないのは当たり前なんです。

でも、車内販売は必要なんですよ。

なぜならお客様へのサービスの部分であって、大して速くもない特急列車に高い特急料金をお支払いいただいているお客様へは、きちんとしたサービスをしなければ、お客様に選択されなくなってしまうからなのです。

 

だったら、いっそのこと、「売る」という考え方を捨てて、配ってしまったらどうでしょうか。

前回はこういうお話をさせていただきましたが、中には暴論だという方もいらっしゃるでしょうね。

 

鉄道が好きで、今でも東京から九州や北海道まで第一選択肢として鉄道で行こうと考えていらっしゃるような方々は、鉄道会社にとっては実にありがたいお客様で、なぜなら、その鉄道会社のファンだからです。ファンであるということは、他の人が知らないことまでよく知っていますし、その会社の味方にもなってくれますから、車内販売のワゴンが回ってくれば、一生懸命買ってくれるというのも事実のようですが、要はそういうことではなくて、脈々と続いてきた規則や体系が今の時代には合わなくなってきているということに気づいて、やり方や方法を変えて行かなければ、ファンならまだしも、新幹線でも飛行機でも高速バスでも、リーズナブルであれば別にどれでも良いという一般のお客様からは、特急列車は見向きもされなくなってしまうというのが現実味を帯びてきているのです。

 

さて、「車内販売は売ろうと思わないで配ってしまえ」、というのが私の考えでありますが、はたしてこれは暴論なのでしょうか。

実は私はずっと以前からそう考えて来ていたのでして、自分がいすみ鉄道の社長になってから、実際に「車内で商品を配ってしまえ。」ということをやってきているのです。

それが毎年1月2月に急行1号限定で行っている「朝食サービス」です。

 

毎年のことですが、1月2月はお客様が少ない時期です。

その時期に、わざわざ朝の9時過ぎに大原を出る急行1号に乗りに来ていただけるお客様というのは、大変にありがたいお客様ですから、そういうお客様に対して感謝の気持ちを込めて「朝ごはん」をサービスしたらどうでしょうか?

そう思って、いすみ鉄道はキハ52が急行列車として走り始めた当初から、1月2月の土日には、急行1号で朝食サービスを実施しています。

 

システムとしてはこうです。

急行1号の指定席にご乗車のお客様には、もれなく車内で朝食サービスがございます。

指定席券は当日発車前に大原駅でお求めください。指定席料金は300円です。

指定席は当日、大原駅で限定12席の発売です。

満席の場合はご了承ください。

 

告知はこれだけです。

あとはアテンダントが前日に12席分の朝食を用意します。

朝食はロールパン、ジュース、お菓子などの詰め合わせボックス。

1食当たりのコストは300円です。

 

つまり、お客様は指定席料金300円で、300円の朝ごはんを購入するということになります。

 

これをもし、「車内で300円で朝食を販売いたしております。いかがですか?」とアナウンスしたら、いくつ売れるでしょうか?

おそらく、大して売れないでしょう。

でも、「指定席ご乗車のお客様には朝食サービスがあります。」と言えば、指定席は満席になるのです。

 

おかげさまで先週も12席満席でしたし、少ない時でも7〜8席は売れています。

 

でも、当日販売で実際には何人来るかわからないようなものに、コストをかけて準備して、売れ残ったらどうするんだ、という考えの人もいるでしょうね。

私は逆です。もし12席の指定席を何かの手違いで13席売ってしまったらどうするんだ? と考えていますから、アテンダントには2食多めの14人分を準備しておけと命じています。

これは航空会社時代の経験ですが、いくらタダとはいえ、食い物の恨みは恐ろしいものです。ましてタダでもらえるともなればなおさらですからね。

実際に車内で乗車変更を希望される方もいらして、予備の分まで完売となる事象も発生しています。

 

そして、もし余ってしまったらどうするか。

朝食の内容は基本的には日持ちのするものがほとんどで、翌日にも翌週にも使用できますが、ロールパンなどのパン類だけは当日限りのものですから、そのパン類は運転士や庫内で作業している人たちの胃袋に入ります。

すると、彼らは、「このパン、硬いね。」とか「ロールパンじゃなくて、クロワッサンの方が良いよ。」とか、勝手なことを言い始めるのですが、これがアテンダントにとっては貴重な情報収集とコミュニケーションとなるのです。

 

そしてそのパンを焼いているのが地元の特別支援学校の卒業生が働いているパン屋さんですから、当然地域にとってもプラスになる。

そういうシステムを、何年も前からいすみ鉄道で実施しているのです。

 

なぜならば、このサービスを行うとお客様が増えるからで、300円の指定席に乗るためには、1500円の一日フリー乗車券をご購入いただくわけで、それにお土産品だって買っていただけるのです。

だから、車内販売は売ろうとしないで、配ってしまえと私は申し上げるのです。

 

何しろ、予約システムなどないいすみ鉄道でできているのですから、JRのような大きな鉄道会社でできないはずはないのです。

 

できないのではなくてやらないだけなのですよ。

 

でもね、何もすべての商品を配ってしまえと言っているのではありません。

例えばグリーン車ならお弁当とお飲み物。普通車ならばコーヒーと焼き菓子程度を車内でサービスするのです。

そうすると、それが呼び水になって、他の商品も売れるようになる。これが商売です。

 

路線にもよりますが、グリーン車の場合は前日の予約状況にプラスしてお弁当を用意します。

例えば、前日の予約数が20席であれば35食のお弁当を用意する。そうすれば、当日予約が入ったとしても対応できます。

グリーン車でひととおりお弁当を配り終えたら、残ったお弁当を普通車のお客様用に販売すればよいのです。

普通車のお客様にはバルクで対応できるコーヒーやジュースと、余剰分は後でも使える箱入りの焼き菓子であればロスが出ませんよね。その焼き菓子の箱に特急列車のマークでもついていれば、ご乗車記念の限定品になりますね。

そういうスタイルのサービスをして、その分の経費はお客様にお支払いいただいている特急料金の一部、グリーン車ならせいぜい1000円程度、普通車なら300円程度の原価で、乗車券、特急券を払っていただけるお客様そのものが増えるのであれば、やる価値はあるのではないでしょうか。

 

できない理由を並べるよりも、まずはやってみること。

 

それが民間会社の知恵なのですからね。

 

 

 

いすみ鉄道の朝食サービス。

観光のプロで私の仲良しの友人が感激してFBにUPしてくれました。

 

観光のプロが感激する原価300円で「行って来い」のいすみ鉄道のサービスです。

逆に言えば、いすみ鉄道はたった300円で、観光のプロでさえ感激させるサービスをしているということです。

 

全国の鉄道に普及させたいですね。

 

いすみ鉄道の朝食サービス。今度の土日が最後です。

皆さん是非ご乗車ください。

 

といっても12席限定ですけどね。

 

「あと2食あるはずだ。」なんてアテンダントのお姉さんに食って掛からないでくださいね。嫌われますから。(笑)

 

商売というのは、こういうものなのですが、どうも公務員には理解できないようで、そこが三セク社長としての私の悩みなのです。

 

(おわり)

なぜ車内販売は儲からないのか。

 2018.02.20 Tuesday 

JRの特急列車から車内販売がどんどん消えているようです。

その理由は「儲からないから」らしい。

では、なぜ、儲からないのでしょうか。

 

これを考えるには、国鉄時代から続く運賃、料金体制をひも解いてみる必要があります。

 

まず、目的地まで行くために買う切符を乗車券と言います。そしてその乗車券に払う金額を運賃と言います。

皆さんご存知ですよね。

そして、急行列車や特急列車に乗るためには乗車券のほかに急行券や特急券が必要ですが、これを料金と言います。

国鉄時代の規則を踏襲しているJRの「切符」というのは、運賃と料金という2階建ての構造になっているのです。

 

私鉄各線ではそれぞれの列車種別や料金体制がありますから、会社によっては特急券を買わずに特急に乗れるところも多くありますが(京浜急行や東急、京成、京王など)、JRの場合は特急列車に乗る時は、特急券が求められます。

大都市圏の電車はもちろん、地方でも各駅停車で行くならば料金は不要ですが、都市間輸送ではたいてい特急列車で行くのがふつうですから、お客様は運賃と料金の2つを払っていることになります。

 

これは国鉄時代から続いている習慣のようなもので、急行列車というのは文字通り途中駅を通過して主要駅だけに停車する速達タイプの列車で、特急列車というのは、今ではふつうに「特急」と言っていますが、実は「特別急行列車」の略で、何が特別なのかというと、目的地まで停車する駅数が急行列車よりも少ないのはもちろんですが、使用する車両も特別な車両で、例えばカバーの付いた二人掛けの座席が並んでいたり、冷房が付いていたりという、当時としてはそういうサービス面で優れている部分もありましたので、「特別急行」だったのです。その証拠に急行列車の車両というのは、当時は普通列車に使用されることもしばしばあって、その逆に、普通列車の車両を急行列車に使用することも時々見られました。(房総地区で昭和の時代に見られた遜色急行などです。)

でも、特急列車に急行列車や普通列車の車両を使用することはなく、車両故障など運用の都合で特急列車に急行用や普通列車用の車両を使用するなど、急に車両が変更になった場合は、所要時間はそれほど変わらなくても、今でも特急料金は払い戻しの取り扱いになります。これは、特急料金というのが、単に速達料金だけではなくて、特別な専用車両を使用する前提で設定されているからなんです。

 

当時はそういう時代でしたが、国鉄路線には私鉄と競合する区間がありましたから、例えば東京ー八王子間とか、京都ー大阪ー神戸間、大阪ー和歌山間のように、私鉄と競争している区間では、運賃の他に急行料金や特急料金を課金しては競争になりませんから、こういう区間では列車の速度は速いけど、運賃だけで乗ることができる「快速」というのがかなり以前から走っていました。

中には特急並のスピードなのに、料金が不要の「特別快速」などという列車種別もあって、ずいぶん乗り得な感じがしましたが、これが国鉄が私鉄にお客様を奪われないようにという意味でのサービスとネーミングということになります。

 

さて、国鉄の末期からJRに変わるころになると、大都市圏の私鉄との競合区間以外の地方でも、高速バスなどと競合する時代になりました。すると、大都市圏以外の中距離区間でも運賃の他に急行料金や特急料金を徴収することが難しくなってきましたので、急行列車を一段格下げして、料金不要で運賃だけで乗れる快速列車が全国各地で走りはじめました。また、時代が進んで急行列車にも冷房が標準装備になり、特急と急行ではもともと速度の違いもほとんどなかったことから、他の交通と競合しない区間では、多くの急行列車は特急列車に格上げされていきました。これは実質上の値上げで、今まで急行料金で乗れていたものが、大して所要時間も変わらないのにさらに高い特急料金を払わなければならなくなりましたから、地方ではかなり批判の対象になりました。そして、現在のJRの時刻表からは、一般に利用できる列車としては急行列車というのが消滅し、快速と特急になってしまったのです。

 

特急というのは特別急行列車ですから、あくまでも普通の急行列車が走っている前提での特別急行だと私は考えます。だから、普通急行が走っていなければ、本当は今の特急列車が「急行」になるのですが、JRは高い料金をみすみす失いたくはありませんから、そのまま特急料金を課金しているわけで、その特急車両を運用の都合で料金不要の普通列車や快速列車にも使用しているということは、本来の特別急行料金を徴収する意味は失われているということなのです。

つまり、国鉄時代から脈々と続いてきたルールというのを、自分たちの都合の良いところだけちゃっかり踏襲して課金、徴収するというやり方は、今の時代にはすでに整合性を失っていて、どう考えても無理があるのですが、「急行です。」といえば急行料金、「特急です。」といえば特急料金をお客様の義務として払わせることができる商売ですから、そりゃあ「特急です。」と言った方が余計にお金をいただけますから、全国的に特急ばかりになっているのです。

 

さてさて、時は移り変わって今の時代は長距離の都市間輸送でも対抗する交通手段がたくさん出現しました。お客様が選択できる時代になったのです。ということは、鉄道会社としてはお客様に選択していただかなければならないわけで、そういう選択の対象となる「商品」としての列車を走らさなければならない時代になりました。そこで、そういう前提で、特急列車というものがどうあるべきかということを考えなければならないのですが、JRがやっていることは運賃、料金体系はそのままで、サービスをカットして行こうという、時代の流れに逆行しているとしか思えないことをやっていて、その1つが「車内販売の廃止」です。

そして、その車内販売を廃止する理由が、「儲からないから。」ということ。

これが私には不思議で仕方ありません。

だって、車内販売を関連会社に丸投げしていて、その関連会社が「儲かりませんからやめます。」と言っているだけの話ですから。

 

そりゃあ、関連会社は自分の所で職員を雇用していますから、その職員の人件費ぐらいはせめて捻出するだけの売り上げを上げなければやって行かれません。だから、車内販売の商品にその分が添加されるわけで、そうなるとなんだか割高感があります。その割高感を消費者は敏感に感じ取りますから、車内で買うことは避けて、当然乗る前に買って準備します。駅というのは不思議なところで、改札口の内と外でものの値段が違います。同じ弁当一つ買うにしても、駅の中で買う駅弁は高額でコスパが低いのが多いですから、お客様は改札口の外にあるコンビニでおにぎりや弁当を買って、事前準備して乗車します。そうすると、車内販売がさらに売れなくなる。そういう構造が長年放置されてきて、その結果として、行きつくところは「儲からないから廃止します。」ということなのです。

 

これがJR流の商売に対する考え方で、その結果、どういうことが起きるかというと、お客様の選択肢から外れるということになるわけで、そもそも最初から特急列車で目的地へ行こうということが選択されなくなるのです。

 

車内販売というのは付帯サービスの部分でありますから、例えば喫茶店に入ったら、ウエイトレスのお姉さんがニコニコ笑顔で、「いらっしゃいませ。」と微笑んで、おしぼりとお水を出してくれますよね。そのおしぼりのコストがもったいないとか、水を運ぶのが余計な労働だとか、挙句の果てにお姉さんの人件費がもったいないという話になると、誰がわざわざ喫茶店に入ってコーヒーを飲もうという気になるでしょうか。まして、安売りのコーヒー店がたくさんできている時代です。だったら缶コーヒーでいいや、とか、スタンドコーヒーで十分という話になってしまいます。

 

つまり、付帯的なサービスをカットすることで、お客様が特急列車そのものを利用しなくなる。本来入るはずの運賃収入や特急料金収入そのものが入らなくなってしまうのがこういう商売のやり方なのですが、鉄道会社の偉い人たちは、自称民間会社のお役人さんですから、お客様が何を望んでいるのかなどは理解できません。たとえ理解できたとしても、顧客の心理などを会議で代弁しようものなら、自分の職を失いかねないという構造になっているのでしょう。中学生でもわかるようなことが、大きな会社ではテーマにすら上がらないのです。

 

もう一度原点に返って考えてみましょう。

運賃は目的地までの輸送費用で、特急料金というのはスピードと快適性に対するサービス費用でしたね。

でも、今の時代、特急列車って本当に速いのでしょうか?

高速道路が整備されて、航空路網が発達している今の時代は、特急列車は決して速い交通手段ではありません。

鉄道会社の社内的思考では、普通列車や快速列車に比較して「速い」と言っているかもしれませんが、お客様目線としては、速くはないんです。だとすれば、お客様が特急料金を払う意味というのは、スピードに対するものではなくて快適性やサービスに対するもののはずです。

特急列車はバスに比べるとゆったりしているとか、客室乗務員がこまめに車内をまわってお世話してくれるとか、そういう「サービス」を受けることによって、快適な旅ができる。これが鉄道の最大の利点なんです。だから、車内販売で儲けようという考え方そのものが間違っているんです。

 

ということで、本日の本題。

車内販売はもともと儲からないのですから、そこで儲けようと考えてはいけないのです。

 

だから、車内販売は「販売」することをやめて、お客様に配っちゃえば良いんですよ。

 

売ろうと思うから売れないんです。配ってしまえばよいのです。

そして、その分の経費は特急料金からねん出するようにしたら、別に売れなくたって全然気になりません。

食事だって飲み物だって、特急料金に含まれるサービスだとすれば、お客様にサービスでお配りすればよいのです。

何しろ、高速バスだって、いまどきコーヒーサービスなんて当たり前で、飛行機だってそうでしょう。競争相手は特別料金を徴収することなくそういうサービスをやっているのですから、運賃とは別に特急料金をもらっている鉄道会社がそういうサービスをできないはずはありませんから。

 

できないのではなくて、やらないだけですよね。

そして、何もしないでおいて、コストの計算ばかりして、せっかくの商品をダメにしてしまう。

でもって、「乗らないのはお客のせいだ。だから廃止する。」と言うなら、こういう組織に鉄道の運営を任せていては、国民の財産である鉄路が、こういう人たちによって運営放棄されていくことになりますから、私は声を大にしてこう申し上げるのであります。

 

「車内販売なんて売ろうとするな。配ってしまえ。」と。

 

(つづく)

平成30年的山口百恵考

 2018.02.19 Monday 

別に山口県へ行ったからというわけではありませんが、最近なんだかマイブーム的にじわじわ来ているのが山口百恵。

 

現役の頃は、それほど熱烈なファンというわけではなく、コンサートへ行ったこともなく、ブロマイドやポスターを収集していたわけでもなく、「ああ、百恵ちゃんか、可愛いなあ。」と思っていた程度。

もちろんレコードは数枚持っておりますが、サインをもらったわけでもなく、もちろん本人を生で見た経験もありません。

 

私は特に芸能人の誰が特別に好きということはなかったのです。

私の時代はアイドル全盛期で、スター誕生というオーディション番組から次々とアイドルが出ていた時代でしたから、みんな誰かしらお気に入りのアイドルがいて、クラスでは休み時間になるとそういうアイドルの話題でもちきりでしたが、私はどちらかというと蒸気機関車に夢中でしたから、アイドルにはあまり興味がありませんでした。

興味がないと言っても、アイドル全盛時代に少年期を過ごしましたから、「私の彼は左利き」とか「ようこそここへ、クッククック」なんてのは今でもソラで歌えるという悲しいサガも持ち合わせているのも事実なんですが、でも、キャンディーズのさよならコンサートを後楽園に見に行くこともしませんでしたし、切符が買えないからといって、当時の後楽園球場の近くへ行って漏れ聞こえてくる歓声を耳に、熱気を感じようなどということも思ったことはありません。自宅から地下鉄で10数分と近かったんですけどね。

 

そんな私が、なぜか最近山口百恵にじわじわ来ているわけで、自己分析的にもどうしてか理解できないのです。

 

百恵ちゃんが引退したのは1980年ですから今からかれこれ38年も前。

彼女は見事に引退以来一度も姿を現していないのが実は素敵なところなのかもしれませんが、だからと言って「今頃どうしているかなあ。」などと初恋のガールフレンドを思い出すように遠くを見ているわけでもありません。

 

強いて言うなら、彼女が引退したのが21歳の時で、今、自分の娘が同じ21歳なんですが、とてもじゃないけど娘が百恵ちゃんが引退したのと同じ21歳には見えないのであって、つまりは、あの「さよならの代わりに、ありがとう。」と言ってマイクを置いた、あのシーンは百恵ちゃんが21歳の時だったわけで、あの当時の21歳は、なんだかんだ言ってすごかったなあと思うのであります。

自分も含めて当時の若者たちは今から見るとどうも背伸びする傾向があったようで、みんな早く大人になりたいという中にあって、特に百恵ちゃんは実に大人っぽかったわけで、その大人っぽさが、今となってなんとなくじわじわと気になるのであります。

 

 

古いネガを整理していたら出てきましたよ、百恵ちゃんが。

 

 

アップにするとこんな感じ。

 

小海線 50.8.19 とありますから、昭和50年の夏休みに小海線に行った時のネガですね。

私は15歳で百恵ちゃんは17歳ですか、いや、彼女は早生まれだから16歳かな。

 

今から42年前。

いやいや、なんと、実に、大昔です。

どのぐらい大昔かというと、この「小海線 50.8.19」に写っている写真がこれですから。

 

▲清里

 

▲ 野辺山

 

ネガの保存状態が良くないので、なおさら昔っぽく見えますが、やっぱりかなり昔ですよ。

清里駅のお姉さんたちは皆さん還暦を迎えるころでしょうし、野辺山駅で写ってるディーゼルカーはキハ52。

キハ52って実はそんなに古い車両なんですが、それが今でもいすみ鉄道で見られるのですから、百恵ちゃんの姿も見たいなあ。

いやいや、今さら、大切な思い出をぶち壊すようなことをしてはいけませんね。

こっちだって、髪の毛が薄くなって腹が出ている単なるおっさんなのですから。

 

いずれにしても、私の内面で、どういうわけか百恵ちゃんが最近幅を利かせてきているわけで、だからと言って、どうこうするわけでも、できるわけでもありませんが、これは年を取った証拠でしょうか。

 

こういう時に「赤いシリーズ」デジタルリマスター版なんてDVDが出たら、たぶん、きっと、必ず、全巻セットで買ってしまうのでしょう。

こういう、高齢者向け需要というのが、この国には確実に存在しているということなのです。

 

昭和の少年少女の皆さん、皆さん的には、最近誰にじわじわ来ていますか?

 

ということで、私はそろそろ還暦が近づいてきたわが家の百恵ちゃんを相手に、今夜もいつものように晩酌をしようと思います。

でも、向こうは猫と戯れていて、私の相手はしてくれそうにありませんので、さっき福井で買ってきた「一本義」を片手に、つまみの「蟹とたはむる」のでございます。

 

カニ寿司 830円。

 

至福の時でございます。

 

内緒のはなし

 2018.02.18 Sunday 

変な名前の列車が走っていると聞いていたので乗りに行って見ました。

 

内緒ばなしではありませんが、その列車の名前は「〇〇のはなし」。

もちろん内緒ばなしでも良いんですよ。乗った人が自分で勝手に名前を付ければよいのですから。

 

 

 

 

どういう経緯でネーミングしたのかはさておき、車齢40年近くのディーゼルカーを改造したとは思えぬきれいな車内。

 

 

これで520円の座席指定料金とは何とも太っ腹ですね。

そう、場所は山口県の山陰本線。私の大好きな路線です。

 

 

山陰本線といえば私が初めて乗ったのは昭和49年。もちろん当時はD51が引く旧型客車ですから、煙まみれの旅でしたが、その当時と沿線風景はほとんど変わらないのが何とも不思議。東萩駅の駅前にはマンションこそ立ちましたが、ホームの感じは当時そのままです。

 

 

2両編成のうちの1両は和風テイスト。こちらは洋風テイストの車両です。

座席は基本的には海の方を向いています。

 

 

その理由はこの景色。

実にすばらしい。

 

 

もちろん観光列車ですから、地元のお酒でのんびりと。

私は当日切符を買いましたが、事前予約すればきちんとしたお弁当やお酒などが供される列車です。

 

 

 

途中駅では30分ほど停車して、地元の温泉街の皆様方が足湯を提供。

足湯はちょっとという方へは、手湯のサービスもありました。

なかなかよろしいかと思います。

 

 

 

駅では地元の皆様のお見送りもあります。

 

 

山陰本線は単線区間ですから当然列車すれ違いのための停車もあります。

でも、どうせ停めるならと、この駅で停車してお客様は駅前で記念撮影。

 

 

 

そう。この駅はインスタ映えで有名になった神社の最寄駅ということで、「また来てみようかなあ。」と思いました。

 

 

 

私が乗ってるよと言いましたところ、山口県の地元の友人が追っかけをしてくれて、列車が一時停車するビューポイントで下から撮影してくれました。

 

 

列車から見るとこんな感じ。

笑っちゃいますね。

おかげさまで、なかなか楽しい観光列車でしたよ。

 

昨今ではいろいろ豪華な列車なども走っているようですが、こういう観光列車も楽しいですね。

サービスの内容や販売している商品、イベント内容など、いろいろ課題はあるようですが、それは天下の大企業がされていることですから、私がいちいち口出しをすることではありません。

 

だって、この列車90%以上の乗車率だったのですから。

すごいですよ、2月のこの時期に。

やはり、団体さんが9割以上だからです。

観光列車は如何にして団体で席を埋めるかが問われますね。

 

今回の山陰本線に乗車して、実は収穫がありました。

大きな気付きをいただいたのです。

何に気づいたかって、海の美しさの理由です。

 

 

 

 

皆さん、なぜ山陰本線の車窓から見る海岸線がこれほど美しいのか。

それは、順光だからです。

 

私たちふだん太平洋側にいる人間って、いつも海を見るときは逆光なんです。

なぜなら海が南側にあって、太陽が南だから。

ところが、日本海って太陽を背にして北を向いて海を見るんですね。

だから、車窓からの海の景色がとてもきれいに見えるんです。

40年以上も前から山陰本線に乗ってて、今気づきました。

 

日本海側とか、裏日本とか言われますが、太平洋側よりも大きなチャンスがあるかもしれませんよ。

 

そして、2月のこの時期になぜ団体で満席になるのか。

その理由は今年は明治維新150年だからです。

維新のふるさと萩を訪れようという観光客がとても多いと言っていました。

 

歴史に興味がない人間としては、これもまた新しい気付きです。

 

 

長門市を出てしばらく進むと、線路が南に向いて下ってきます。

ということは海が西側になりますから、最後は沈みゆく夕日が楽しめる。

というのもこの路線の特徴ですね。

 

楽しい山陰本線の観光列車「〇〇のはなし」。

いろいろ勉強させていただきました。

パクれるものも数々ありそうです。

 

何をパクるかって?

 

それは内緒のおはなしです。

 

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