平成30年的山口百恵考

 2018.02.19 Monday 

別に山口県へ行ったからというわけではありませんが、最近なんだかマイブーム的にじわじわ来ているのが山口百恵。

 

現役の頃は、それほど熱烈なファンというわけではなく、コンサートへ行ったこともなく、ブロマイドやポスターを収集していたわけでもなく、「ああ、百恵ちゃんか、可愛いなあ。」と思っていた程度。

もちろんレコードは数枚持っておりますが、サインをもらったわけでもなく、もちろん本人を生で見た経験もありません。

 

私は特に芸能人の誰が特別に好きということはなかったのです。

私の時代はアイドル全盛期で、スター誕生というオーディション番組から次々とアイドルが出ていた時代でしたから、みんな誰かしらお気に入りのアイドルがいて、クラスでは休み時間になるとそういうアイドルの話題でもちきりでしたが、私はどちらかというと蒸気機関車に夢中でしたから、アイドルにはあまり興味がありませんでした。

興味がないと言っても、アイドル全盛時代に少年期を過ごしましたから、「私の彼は左利き」とか「ようこそここへ、クッククック」なんてのは今でもソラで歌えるという悲しいサガも持ち合わせているのも事実なんですが、でも、キャンディーズのさよならコンサートを後楽園に見に行くこともしませんでしたし、切符が買えないからといって、当時の後楽園球場の近くへ行って漏れ聞こえてくる歓声を耳に、熱気を感じようなどということも思ったことはありません。自宅から地下鉄で10数分と近かったんですけどね。

 

そんな私が、なぜか最近山口百恵にじわじわ来ているわけで、自己分析的にもどうしてか理解できないのです。

 

百恵ちゃんが引退したのは1980年ですから今からかれこれ38年も前。

彼女は見事に引退以来一度も姿を現していないのが実は素敵なところなのかもしれませんが、だからと言って「今頃どうしているかなあ。」などと初恋のガールフレンドを思い出すように遠くを見ているわけでもありません。

 

強いて言うなら、彼女が引退したのが21歳の時で、今、自分の娘が同じ21歳なんですが、とてもじゃないけど娘が百恵ちゃんが引退したのと同じ21歳には見えないのであって、つまりは、あの「さよならの代わりに、ありがとう。」と言ってマイクを置いた、あのシーンは百恵ちゃんが21歳の時だったわけで、あの当時の21歳は、なんだかんだ言ってすごかったなあと思うのであります。

自分も含めて当時の若者たちは今から見るとどうも背伸びする傾向があったようで、みんな早く大人になりたいという中にあって、特に百恵ちゃんは実に大人っぽかったわけで、その大人っぽさが、今となってなんとなくじわじわと気になるのであります。

 

 

古いネガを整理していたら出てきましたよ、百恵ちゃんが。

 

 

アップにするとこんな感じ。

 

小海線 50.8.19 とありますから、昭和50年の夏休みに小海線に行った時のネガですね。

私は15歳で百恵ちゃんは17歳ですか、いや、彼女は早生まれだから16歳かな。

 

今から42年前。

いやいや、なんと、実に、大昔です。

どのぐらい大昔かというと、この「小海線 50.8.19」に写っている写真がこれですから。

 

▲清里

 

▲ 野辺山

 

ネガの保存状態が良くないので、なおさら昔っぽく見えますが、やっぱりかなり昔ですよ。

清里駅のお姉さんたちは皆さん還暦を迎えるころでしょうし、野辺山駅で写ってるディーゼルカーはキハ52。

キハ52って実はそんなに古い車両なんですが、それが今でもいすみ鉄道で見られるのですから、百恵ちゃんの姿も見たいなあ。

いやいや、今さら、大切な思い出をぶち壊すようなことをしてはいけませんね。

こっちだって、髪の毛が薄くなって腹が出ている単なるおっさんなのですから。

 

いずれにしても、私の内面で、どういうわけか百恵ちゃんが最近幅を利かせてきているわけで、だからと言って、どうこうするわけでも、できるわけでもありませんが、これは年を取った証拠でしょうか。

 

こういう時に「赤いシリーズ」デジタルリマスター版なんてDVDが出たら、たぶん、きっと、必ず、全巻セットで買ってしまうのでしょう。

こういう、高齢者向け需要というのが、この国には確実に存在しているということなのです。

 

昭和の少年少女の皆さん、皆さん的には、最近誰にじわじわ来ていますか?

 

ということで、私はそろそろ還暦が近づいてきたわが家の百恵ちゃんを相手に、今夜もいつものように晩酌をしようと思います。

でも、向こうは猫と戯れていて、私の相手はしてくれそうにありませんので、さっき福井で買ってきた「一本義」を片手に、つまみの「蟹とたはむる」のでございます。

 

カニ寿司 830円。

 

至福の時でございます。

 

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