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北海道の観光列車

 2017.10.31 Tuesday 

北海道は観光資源に富んでいて、日本人ばかりでなく外国人にとっても憧れの地でありますが、その北海道を走る鉄道会社が経営が立ちいかないというお話で、これは私たち北海道ファンから見たら実に勿体ない話でありますが、では、どうして経営が立ちいかないのでしょうかという問題になると、いろいろ大人の事情があるでしょうし、その大人の事情というのは、今までそのやり方でやってきてダメだったのだから、根本からやり方を変えなければならない時に、各種しがらみが邪魔をして、どうしても今までのやり方にこだわってしまうというのが大人の事情でありますから、このまま国や会社の関係者が考え方を根本から変えないでいると、必ずダメになるということは目に見えているのです。

 

ところが、彼らはオーソリティーでもあるわけで、つまりは権限と権力を持っているわけで、なかなかその大人の事情を手放そうとしないというのが、何も北海道に限らず、全国共通的で、結果として使えるものまでダメにしてしまうという構造があるわけですが、そんな話をしても大好きな北海道の鉄道がどうにもなるわけではありませんから、もっと手っ取り早いところで、今あるものを有効利用して、北海道でみんなが喜ぶ観光列車を走らせることができるのではないでしょうか、と私は考えるわけです。

そして、その私が昨年から北海道の観光列車会議に参加させていただいて、「豪華列車など作らなくたって、十分皆さんが喜ぶような観光列車ができますよ。」と提案させていただいたその観光列車が、先週末に宗谷本線で走りました。

 

私は天候等の事情がありまして参加することができませんでしたが、この観光列車をお出迎えした道北の音威子府(おといねっぷ)村の皆様たちの様子が、村のFacebookページで紹介されていましたのでシェアさせていただきたいと思います。

 

この観光列車のテーマは、お金をかけずに今あるものを利用するということはもちろんですが、もう一つの重要なテーマは地域とのかかわり。地域の皆様方が沿線の駅に集まってきて、そこに列車を用もないのに長時間停車させて、地域の人たちと観光客の触れ合いを楽しんでいただきましょうという、私が8年前に国吉駅で始めたのと全く同じコンセプトで実施しているのもテーマなのでありますが、その様子がよくわかる写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねっ、すごいでしょう。

最後はみんなで手を振ってお見送りというのも、いすみ鉄道スタイルです。


たったこれだけのことなんですが、鉄道があって、駅があって、地域の人と観光客の触れ合いができるという「ことはじめ」としては、大成功だと思います。

 

だって、読者の皆さん、音威子府村の人口は何人かご存知ですか?

わずか740人ですよ。

そんな小さな村でも、鉄道を上手に使えば全国区になれるし、世界にも通じる可能性だって大ですから。

 

音威子府村のホームページ

 

実は、この音威子府村の村役場の若い担当者の方が、私の話を聞いて、そういうことが本当にできるのかと思い、実際にいすみ鉄道に乗りに来て、自分の目で見て、「なるほど」ということで、今回の観光列車の実施に合わせて自分たちができることを企画して実現したんです。

すごい行動力だと思います。

 

もちろん、観光というのは立派な産業ですから、産業である以上ノウハウが重要です。だから、村役場の職員一人ではいくら頑張ってもできるわけありませんが、そこにノウハウを持ったプロたちが関わって実現したのですが、いくらプロたちがその地域の価値を認めたとしても、地域がその気にならなければ芽は出ませんから、そういう意味で音威子府は面白いところなんだろうなあと思います。

実は私、この駅のお蕎麦屋さんの後継者になりたいと考えているのでありまして。

 

まあ、その話は良いとして、今週末はこの観光列車が道東地区を走ります。

今回は私もノウハウを持ったプロとして参加させていただきますよ。

 

このツアーはあくまでも可能性を探るモニターツアーなので、次回は来年の1月下旬。同じ釧網本線で今度は冬におこなって終了となりますが、その結果を持って、来年度以降、では実際にどうやったら定期運行できるかという会議に入って行く予定です。

そのためにはまず、このモニターツアーを成功させなければなりませんね。

 

ということで、私が企画に関わっているツアーですから、もちろん撮り鉄さんも大歓迎。

何しろ、撮り鉄さんはいろいろ宣伝してくれますし、地域の良さを素晴らしい写真として表現してくれます。そして、沿線地域に何らかのお金を落としてくれますから、私は撮り鉄さんを仲間外れにするようなことはしないのです。

まして、途中駅で長時間停車するとなれば、わざわざカーチェイスしなくてもシャッターチャンスがいくらでもありますからね。

実は、そういうところもいすみ鉄道方式なのです。

 

みんなで楽しんで、笑顔になって、北海道の素晴らしさを少しでも体験していただきたいのです。

 

私は、何としてでも釧網本線の線路は守りたい。

なぜなら、釧網本線がなくなってしまうようなことがあると、私の茅沼駅が、駅ではなくなるからなんです。

 

先週末は写真のノースレインボーエクスプレスでしたが、今週末はどんな列車が走るのでしょうか。

 

どうぞお楽しみに!

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